あまがえるのラッタ、チモ、アルノ―は森の中へ探検に行くことに。 見たことがない世界にはしゃぐ3匹ですが、さまざまな生き物たちに遭遇し……。 逃げて、隠れてばかりの3匹にとって、“冒険”とは? 葛藤しながらも、無邪気に逞しく“いまを生きる”3匹の成長と、明日への希望を描いた物語です。
小学館児童出版文化賞受賞作家 舘野鴻と、生物画家 かわしまはるこが描く、 「3びきのあまがえる」シリーズ、待望の第二弾。 ハラハラドキドキ、緊張の連続! 瑞々しく美しい、躍動感あふれるかえるたちの世界をお楽しみください。
絵が美しい!
カエル目線の自然たち。
本当に自然界のカエルの生活を覗き見ているような気持ちになります。
まずはそれだけでもオススメポイント!
あまがえるのぼうけんは、あまがえるのかくれんぼにもでてきていた三匹のカエルが森の中に探検にいくお話です。
子どものころ、子どもたちだけでちょっと隣町に行ってみる。
初めて通る道、初めてのお店、
なんだかちがう世界に迷い込んだみたいで
ドキドキワクワクした感覚。
そんな気持ちを三匹のカエルたちも味わっているみたい。
でも、自然界はそんな優しいところではありません。
初めて出くわす危険な生き物たちに、三匹のカエルは最初の勢いはどこへやら逃げたり、隠れたり、泣き出したり、喧嘩したり、やっぱりこなきゃよかったな、と思い始めます。
(隠れ方がぼうしを被ったり、はっぱを見つけたりしてかわいいです。)
けれど、この冒険。
嫌な思い出だけで終わるわけじゃありません。
冒険が終わるころにはきっと三匹も少し成長して、絆も強くなっているんじゃないかな。
息子はあまり見なかったけど、私はお気に入りの絵本です。 (kakaehon2さん 30代・ママ 男の子5歳、男の子0歳)
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