むかし、ある国の王さまと王妃さまが、妖精に「子どもがほしい」とお願いしました。「どんな子どもでもいいんです」……すると、やってきたのは1ぴきの子ヤギ。あわてんぼうの妖精がまちがえてしまったのです。そうとは知らない王さまと王妃さまは、なんとか子ヤギを育てようとするのですが……。魅力たっぷりの愛らしいイラストで、おとぎ話の体裁をとりつつ、新しい「家族」のあり方を考えさせてくれる絵本です。
赤ちゃんが欲しいと、王様と王妃様が妖精にお願いしたら、なんとやって来たのは子ヤギ。
がっかりした二人ですが、次第にわが子のように思えてきました。
意外性から始まって、良い話だと思っていたら、想像していなかったどんでん返し。
やっぱりねと、温かい結末に安堵しました。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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