大好きなねみちゃんが、編み物をしているところを見たねずみくん。 「きっと ぼくの チョッキを あんで くれて いるんだ」とドキドキ。
チョッキをプレゼントされたねずみくんは、 ねみちゃんと一緒にお出かけをして、 ブランコに乗って、ドライブして、結婚して、子どもができて…って、 ねずみくん、いったいどこまで妄想するの?? ねずみくんの想像は留まるところを知りません。
編み物が完成したねみちゃんは、ねずみくんの想像した通り、 真っ赤なチョッキをプレゼント。 ねずみくんとねみちゃんの、結婚までのカウントダウンスタート!…と思ったら…。
「ねずみくんの絵本」シリーズの主人公、ねずみくんの 「妄想力」という新たな才能が垣間見られるこの作品。 でも、現実は想像通りにはいかないものですよねぇ…。 ちょっぴり切ないラストにも、クスリと笑顔がこぼれます。
(木村春子 絵本ナビライター)
○あらすじ ねみちゃんが、あみものをしているところへ、ねずみくんがやってきました。 「きっとぼくのチョッキをあんでくれているんだ」と思ったねずみくんは、ねみちゃんが「ねずみくん、プレゼントよ。きてみて」と言ってくれることを想像し、それからどんどん夢がふくらんでいきます。
○編集部より ねみちゃんからチョッキをもらったねずみくんは、自分にぴったりのチョッキをきて大満足、そしてねみちゃんがおよめさんになってくれて、こどもがうまれて、しあわせいっぱい・・・なんて想像をふくらませます。 本当に、こんなふうにねずみくんの思った通りになるのでしょうか・・・? それは読んでみてのお楽しみです。
ねずみくんシリ−ズはたくさん出ていますが、家にあるのはなぜかこの1冊だけ。
ねみちゃんが編んでるのは、きっと自分へのプレゼントのチョッキに違いないと考えたねずみくん、その先もどんどん想像し、夢がふくらみますが・・・そうそううまくいくわけないよね〜?!と笑っちゃうラストです。
字のバックが黄色で、白黒の抑えた色合いの絵のポイントに使われてる赤・・・おしゃれな本ですよね。
このユ−モアが楽しめるのは、少し大きくなってないと無理かなと思いますが、絵がかわいいし、文も短いので、小さい子も小さい子なりに喜ぶと思います。
紆余曲折の後、きっとうまくいくと思いますよ。このカップル! (ぼのさん 30代・ママ 男の子9歳、女の子6歳、女の子2歳)
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