月島大学の附属中学校に通う菜織だが、高校進学を控えた中3の夏休み前に「この成績では、附属高校への進学が難しい」と告げられる。 ショックを受ける菜織に、救済措置が。それは、大学図書館でボランティア活動をすること。 張り切る菜織のお目付役として、双子の弟健史も駆り出され、ホームカミングデイ成功にむけ、駆け回ります!
活版印刷や手製本、世界三大美書に触れて本の魅力に気付いたり、大学図書館に関わる魅力的な人々に出会い、働くことのやりがい、期待を感じていく青春物語。 全ての「本好き」に捧げます!
大学図書館で長年勤めてきたので、ワクワクして読み始めました。
中学生の職場体験も受け入れていたので、中学生の子が活き活きと体験していることが、毎回新鮮でした。
若干気になる点もありましたが、製本だとか印刷だとか、日頃意識しなかった専門領域の詳細があって驚きました。
ラーニングコモンズとか、電子ジャーナルとか現代的な要素が盛り込まれていることに、新しい大学図書館を感じました。
主役の二人は双子の姉弟。いきいきとしたコンビネーションとチャレンジ精神に、大学図書館が大いに盛り上げてもらったような物語でした。
友人に紹介したいと思います。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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