食べものをモチーフにした木版イラストが大人気の、彦坂木版工房の彦坂有紀さん、もりといずみさん。これまでにも、パンやケーキ、スープなどなど、美味しい絵本をたくさん生み出してきました。お二人が今回新しく選んだテーマは、みんなが大好きな「おすし」です。
サーモン、マグロ、たまごにいくら……。色鮮やかなおすしたちが次々に登場します。一見とてもシンプルですが、よくよくみると、うっすらと木目模様が見え、木版画ならではの深みや温かみが感じられます。つややかなネタ、パリッとした海苔。イクラやコーンの一粒一粒までが光っています。「あー、絶対においしいはず!」と思わず手を伸ばしたくなりますよ。
「サーモンくださーい」「へい、おまち!」「まぐろもくださーい」「へい、おまち!」お客さんとおすしやさんになりきって、声に出して読むのも良いですね。この絵本を使って、親子でおすし屋さんごっこなんて、最高に楽しそう。好きなネタを好きなだけ、おいしく楽しく味わってくださいね。
(出合聡美 絵本ナビライター)
おすしやさんにやってきました。「まぐろくださーい」「へい、おまち!」読めばかけあいが楽しくなる、おいしいおすしの木版画絵本。
読み聞かせ2歳から ひとり読み3歳から
「パン どうぞ」で、木版画に魅了された作者さん。おすしの絵本も出版されていると知り、楽しみに読んでみました。タイトルにあるように、「まぐろくださーい」「へい、おまち!」みたいな、かけあいですすみます。声にだすと楽しいですね。
そして、やっぱり、木版画の絵が素敵! あたたかみのある、そして、美味しそうなおすしに見入ってしまいました。 (あんじゅじゅさん 50代・その他の方 )
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