宋への朝貢を梃子に「倭の五王」が日本を統合し、前方後円墳という墳墓形式が広まり大嘗の祭が形成されていく。諸豪族を糾合し超越的な権力へと発展した大和王権は、唐からもたらされた仏教が豪族を崇仏派と排仏派とに分かつなか、新たな飛躍に向け選択を迫られる。
原案執筆・義江彰夫
〈目次より〉
序章 倭国、朝鮮半島へ
第一章 大和王権の登場
付章 古墳ものがたり
第二章 大王の世紀
付章 王権の継承・大嘗の祭
間章 越前・三国
第三章 吉備の乱
第四章 継体王朝と磐井の乱
付章 仏教伝来
第三章 仏教受容で揺れる王権
解説・佐藤信
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