ねずみのヘンリエッタは建築家。設計から内装、家具デザインまで、お客様が望む以上の仕事をして、みんなを満足させています。そのヘンリエッタが、りす、もぐら、いもむし、かわうそなど、動物たちのために建てた15のすてきなお家を、のぞきに行ってみましょう!
「寝転べる場所がほしい」というねこのお家は日本家屋。お部屋の周りに縁側が張り巡らされていて、そこで釣りも楽しめます。ぜいたくなことに、日本庭園風の中には枯山水も作られていて、家主のねこはたこあげでリラックス。 動物たちのライフスタイルにあった工夫もたっぷり。「朝から晩まで太陽と一緒の家」とオーダーしたとかげのお家は、ガラス張りのサンルームが屋上に。なるほど、これなら寝転がって読書を楽しむにはうってつけです。
こんな風に、家具や部屋の配置、道具類など、細部も描かれた絵には、みどころがいっぱい。建物の断面図は、地中や洞穴などを土地を上手に利用して家が建てられていることや、繭や塔などの個性的な外観だけでなく、家の中の様子が一目瞭然。絵だからこそ見渡せる光景です。最後は、ヘンリエッタ自身のお家も登場。建築家のお家にはどんなこだわりがあるのか、絵本を読んで確かめてみてくださいね。
(中村康子 子どもの本コーディネーター)
ねずみのヘンリエッタさんは建築家。いろいろな動物たちのために、今までだれも想像したことのないような独創的な家を設計します。緻密に描かれた立体的な家は、ユーモアとアイデアにあふれ、いつまでも眺めていたくなります。
建築士ねずみのヘンリエッタが手がけた家のカタログのような絵本です。
顧客の希望を聞きながら設計、建築した家ということですが、こだわりがあるものばかりです。
どれも高そうだなぁ。
どれも絵としては、素敵に思いました。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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