おやすみの時間はとっくのとうに過ぎています。でもムーミンはおめめがぱっちり。
「ママ、もういっかいだけ ぎゅーしてくれる?」
ムーミンママはムーミンの鼻や耳をなでながら、お布団に包み込みます。それでもムーミンはねむれません。スノークのおじょうさんも、ムーミンパパも、ムーミンが眠りの世界に行けるよう、アドバイスします。
フィンランド生まれの大人気キャラクター、ムーミン。こちらの「はじめてのMOOMIN」シリーズは、ムーミンの世界を小さな子どもから楽しめるよう作られた新作です。短いストーリーが小さいサイズのボードブックにぎゅっとまとまっています。
サイズは小さくとも、ムーミンの世界観を感じるには充分の内容です。北欧を感じさせるアースカラーのイラストに、おしゃれなテキスタイル。そしてほのぼのとした優しいストーリー。ムーミンの世界を初めて知る人も、そしてもちろんムーミンファンにもおすすめの、キュートな一冊です。
(出合聡美 絵本ナビライター)
おやすみの時間は過ぎたというのに、ムーミンはどうしても眠れません。ムーミン一家はアイデアをねってムーミンを眠りの世界へとみちびきます。トーベ・ヤンソン原案、Moomin Charactersチームが描いた新作。
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