ピーターがある日,うす暗い小さな店で手に入れた古い小船は,なんと魔法の「とぶ船」でした.この船に乗ったピーターたち4人きょうだいは,古代のエジプトやウィリアム征服王時代のイギリス,さらには北欧神話の世界アースガルドにまで冒険旅行をします.作者が幼い息子のために書いた空想物語の傑作.
冒険というテーマでのブックトークを担当した際に
指導いただいている先生より薦められた本です。
1939年に発表された、イギリスの作家による作品。
ピーター、シーラ、ハンフリ、サンディの4人兄弟の冒険物語。
上巻は、ピーターがとぶ船を手に入れるいきさつから始まり、
いくつかの冒険が展開していきます。
不思議なお店で興味を惹いた小さな船を買ったピーターは、
その船の不思議な力に気付きます。
それは、願うと、その船は大きくなったり小さくなったりし、
希望の時と場所へと連れて行ってくれるのです。
イギリスが舞台のため、その時空はイギリス人には馴染みのある時代や場所、
ということで、日本の子どもたちにとってはやや想像しにくいかもしれません。
でも、自由に希望のところへ連れて行ってくれる船なんて魅力的です。
また、子どもたちの冒険もスリリングです。
兄弟たちの個性も丁寧に描かれています。
やはり、下巻までしっかり読んでほしいですね。 (レイラさん 40代・ママ 男の子17歳、男の子15歳)
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