話題の展覧会がコンパクトな1冊に!――ジェンダーの歴史1800年の旅
2020年秋、国立歴史民俗博物館で開催され、注目を集めた「性差(ジェンダー)の日本史」展の内容をダイジェスト。展示の見所を解説した、読みやすい新書にしました。
古代から現代までのジェンダーを示す貴重な資料130点の図版を掲載。 執筆は第一線で活躍する歴史研究者たちによるものです。
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無意識のうちに私たちを強く捉えているジェンダー。その歴史は驚きと発見に満ちています。 日本の歴史のなかで「男」と「女」という区分はいつ、どのようにして生まれたのか? 日本の社会のなかでジェンダーがどのような意味を持ち、どう変化してきたのか? ジェンダーをめぐる悩み・葛藤――歴史のなかに自分をおいてみると、その先がみえてくる!
日本のジェンダー史を知るための必読書! こんな方におすすめです。 ◇最近よく耳にする「ジェンダー」とは何なのかを歴史的に知りたい ◇確かな資料をもとにジェンダーについて考えてみたい ◇なぜ、日本のジェンダー平等が進まないのかを考えてみたい
【本書の目次】 プロローグ 倭王卑弥呼 第1章 古代社会の男女 第2章 中世の政治と男女 第3章 中世の家と宗教 第4章 仕事とくらしのジェンダー ―中世から近世へ― 第5章 分離から排除へ 近世・近代の政治空間とジェンダーの変容 第6章 性の売買と社会 第7章 仕事とくらしのジェンダー ―近代から現代へ― エピローグ ジェンダーを超えて―村木厚子さんに聞く
監修:国立歴史民俗博物館 千葉県佐倉市の佐倉城址にある、日本の歴史と文化について総合的に展示する博物館。通称、歴博(れきはく)。「大学共同利用機関」として、歴史学・考古学・民俗学と関連諸科学の連携による共同研究を行い、その成果を展示や出版物などで広く公開している。 2020年秋に開催された企画展示「性差(ジェンダー)の日本史」は、2016年から3年間かけて行われた共同研究の成果を発表したもの。
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