おかあさんとおとうさんとおさんぽに出かけた公園で、リジーがまっすぐにかけよったのは、雲うりのおじさんのところ。まるくてほわほわだったり、オウムやウサギ、ゾウのかたちをした雲もありましたが、リジーが選んだのは、ふつうのかたちの雲。
雲とのくらしには、決まりが色々あります。リジーは名前をミロとつけ、毎日ていねいに水をかけ、お天気が良い日にはおさんぽに連れていき、いっしょうけんめいお世話をしました。季節はめぐり、もくもく、もくもく、ミロはどんどん大きくなっていきます。そして、とうとうリジーの部屋の天井をすっぽりと覆いつくすまでになり……。
ミロは大きいわけでも、おしゃれなわけでもない、ふつうの雲。でも、リジーにとっては最高のすてきな雲。その愛情のかけかたを見ていると、なんだかミロがとっても可愛く見えてくるから不思議です。どんな時でも一緒のリジーとミロ。だからこそ、リジーが好きなことも、機嫌が悪い理由もわかるのです。その手を離さなくてはならないタイミングも。
テリー・ファン&エリック・ファン兄弟が、雲をながめる人たちに贈る、ささやかで愛らしいファンタジー絵本。空を見上げるリジーの思い、きっと届いているはずですよね。曇りの日が好きになりそうです。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
リジーが雲売りから選んだのは、ふつうのかたちの雲。雲とのくらしには決まりがたくさんありますが、ミロと名前をつけて、毎日いっしょうけんめいお世話をします。季節はめぐり、もくもく、もくもく、ミロはどんどん大きくなって…。
リジーは土曜日お父さんとお母さんと散歩に出かけます
公園です 公園は 憩いの場です
そこに 「雲うり」のおじさんがいます
他の子はッメリーゴーランドや人形劇が人気でしたが リジーは雲を買うのが お気に入り
いろんな形の雲がありました オウム・ ウサギ・ゾウ・サカナなど ステキな形でしたがリジーが買ったのは普通の雲
ーくものおせわのしかたー
こんなレシピがあり 雲に 名前を付けてあげました
ミロという名前です
○毎日 きれいん水をあげること・・・・
ミロは紙に書いてあるように 雲のおせわをしました
年月が過ぎると くもはだんだん大きくなりました・・・
その雲を リジーの部屋に入れると カミナリが鳴り大雨が部屋の中で振りました
とうとう くもを 空に帰してあげる日が来ました
淋しそうなリジー
それからも 雲のことをいるも考えるリジー
雲をながめる人
夢をみる人 ぼくのなかま、 リジーへ (にぎりすしさん 60代・その他の方 )
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