ニューヨークで本当にあった心温まるお話
ニューヨークの中心、マンハッタン五番街の高級アパートに住みついたタカ、アカオノスリの実話にもとづいたお話です。普通より尾羽の赤色がうすかったため、ペール(うすい)メール(オス)と呼ばれニューヨークの人気者でした。メディアでも多く取り上げられ、鳥の愛好家は喜んで、その行動のすべてを観察しました。巣作りをしてから、何年かたち、つがいとなって子育てをするようになりました。しかし、アパートの住人からの苦情のため、突然、巣が撤去されてしまいます。ニューヨークの愛鳥家が、アパートの管理組合に抗議を続け、とうとう再び巣を作ることを許されました。そして、ペールメールは、いまもそこに住んでいます。
「ほんとうにあったおはなし」という副題にひかれ、手に取りました。
高級マンションに巣を作ったタカをめぐる、鳥の愛好家と住人とのやりとりのお話です。
ニューヨークという大都会の中で、こんな素朴で温かなエピソードがあるなんて、驚きでした。
でも、マンションの住人さんは、ちょっと気の毒かなとも思います。
ペールメールが今もニューヨークにいるのか、気になります。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子17歳、女の子14歳、男の子11歳)
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