手のひらサイズの小さな絵本。開けばおひさまやりんごさんやおにぎりが笑いかけてくれています。おや? 真ん中に小さな穴がありますよ。ためしに指をおしつけてみると……?
「ぷっくり」「ぽっこり」
絵本の中に立体的な小さな突起が登場しましたよ。まるでお鼻みたいな「ぷっくり」、「ぽっこり」おかおに大変身。とたんに生き生きと「ぶーぶー」「きらきら」、こちらに話しかけてきます。なんだか自分の指じゃないみたい。さわってみればどんな感触?
なんて可愛らしい絵本なのでしょう。この不思議な形に、きっと赤ちゃんも興味津々。小さな指でさわってきゃっきゃと喜ぶ様子が目に浮かびますね。
絵本を通して指と指がふれあう、新しい感覚の赤ちゃん絵本。シンプルなのにいつも驚かせてくれる中村至男さんの作品の魅力がぎゅっと凝縮された一冊です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
本のまんなかにあいた穴から指をはみださせて……ぷっくり、ぽっこり! ふしぎな触感に、赤ちゃんがきゃっきゃっとよろこびます。 穴から出しただけなのに、まるでじぶんの指じゃないみたい。さわられると、なんだかうれしい気持ちになります。
さわってたのしい、さわられてうれしい。シンプルだけどあたらしい、新感覚の赤ちゃん絵本です。
なかなかよく考えられていると思いました。
この絵本のサイズ感といい、この仕掛けの穴といい、赤ちゃんくらいの子が遊びながら楽しめる素敵な1冊だと思いました。指を仕掛けの穴に入れたり出したりして遊びながら親子で一緒に楽しめる作品だと思いました。出産のお祝いとかにも役立ちそうです。 (ピンクちゃんさん 40代・ママ 女の子14歳、男の子7歳)
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