おねえさんは 新しい洋服ばかり持っています。 おねえさんは 色んな事を上手にやってしまいます・・・。
そう、お姉さんって、いつもしっかりもので、妹からすると、すごく大人に見えるんですよね。 その分ちょっぴりずるいって思ってしまったり、うらやましかったり。でも・・・。
おねえさんは おねえさんでいるのが とっても上手です。 「でもね わたしは いもうとでいるのが いつだって おねえさんより ずっとうまいのよ」
ベージュとピンクを基にした、シンプルな絵で、 2人のなんてことのない日常、でも、姉妹ならではの、 かわいらしい様子がうまく表現されています。
著者が、本当のお姉さんに描いた作品と言うだけあって、 おねえさんの、いもうとに対するやさしさ、 いもうとの、おねえさんに対する尊敬が、伝わってきます。 女の子には勿論、昔女の子だった、妹がいる方、お姉さんがいる方、 幅広い年代にぜひ読んでもらいたいな。
おねえさんは、新しい洋服ばかり持っているし、一番さきにいろんなことをします。すこしだけ大人になりたい、「いもうと」と、いもうとをやさしく見守る、すてきな「おねえさん」の、楽しいおはなし。
うちは男二人の兄弟なので、本を借りるのを迷いましたが、女きょうだいの世界をみるのもいいかな、と読んでみることにしました。
男と女、することが多少違いますが、どのきょうだいも上は自分が正しいと思っていて、下を監督したがり、下は上に反発しながらも心のどこかで当てにしているちゃっかりやさん。
最後のセリフがいいですね。
きょうだいはお互いを認め合い、助け合っているんですよね。
子供は絵本の女のきょうだいが何をしているのか、どうもよくわからなかったようでした。やはり、姉妹向きかも。
(イザリウオさん 30代・ママ 男の子8歳、男の子6歳)
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