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母上ドノにガミガミやられっぱなしのおれの前に救世主があらわれた。でも、そいつはとてつもなくヘンテコな女の子だった……。
大林宣彦監督の映画「さびしんぼう」の原作だそうです。
「転校生」の『おれがあいつであいつがおれで』に続き、自分自身がハマってしまいました。
悪がきの井上ヒロキのそばに現れた少女は、自分と同じ小学校4年生時代の母親の幻。
いつも威張っている母親が、実は自分と同じ勉強嫌いでお転婆で…。
思わず母親を人間として見直してしまう展開です。
歯切れの良いコメディータッチで、自分としては思い切り楽しんでしまったのです。
息子と嫁さんを見比べてさもありなんと思ったからですが、おやじの4年時代があらわれたら引いてしまったかも。
偉そうにしていても、決して立派な少年であったわけではない自分。
子どもたちには、こんな本を読んでストレスを発散してもらいたいなどと思いました。 (ヒラP21さん 50代・パパ 男の子14歳)
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