
「もういい歳なんだから、あたらしいことはできない」 「食べ物も質素にして着るものだって地味な色を選ばないと……」など、 「年齢呪縛」にかかると何事にも慎重になって 自分にブレーキをかけるようなる。 すると心の自由も行動の自由もどんどん奪われる。 結果、老いが固定され、年齢通りの高齢者になってしまう。 当然、見た目の若々しさや溌溂さも消え、 日々の暮らしに楽しみもなくなっていく……。 こういう状態が「心の老い」だ。 本書では、心の自由を取り戻し、 高齢期の自由な時間をワクワクして生きるための方法を、 「高齢者専門の精神科医」が教えします!
(内容) ●実年齢は意味がないと気づこう ●心の老いは身体より早く始まる ●心の老いが見た目の老いとなって表われる ●心の老いはランチのメニューにも表われる ●「年甲斐もない人」が羨ましがられる時代 ●あれもこれも、とにかく試してみる ●ワクワク、ドキドキすることは快感 ●前頭葉の若さが年齢呪縛を吹き飛ばす ●老いることは自由になること ●空想に遊ぶ時間は老いにとって大切な時間 ●一人で飄々と面白おかしく老いていく など
(プロフィール) 和田秀樹(わだ ひでき)
1960年、大阪府生まれ。 精神科医。 東京大学医学部卒業後、 東京大学医学部附属病院精神神経科助手、 浴風会病院精神科医師、 米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、 現在、ルネクリニック東京院院長。 高齢者専門の精神科医として、 30年以上にわたって高齢者医療の現場に携わっている。 『70歳が老化の分かれ道』(詩想社新書)、 『80歳の壁』『ぼけの壁』(ともに幻冬舎新書) など著書多数。
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