圧倒的キリスト教国である西欧では宗教離脱者が増え、無神論者が拡大し、 アジア・アフリカを中心にイスラームが急速に増加している。日本では、 この30年に宗教団体の信者数が激減している。 本書は、幼少の頃からキリスト教徒として生き、長年、欧米の一神教 (キリスト教・イスラーム)の世界を渡り歩いてきた著者が追い続けてきた テーマ「宗教とは何か、日本人にとっての宗教とは」を再考し、日本と世界の おもな宗教の起源から日本の新宗教までの基礎を振り返り、近年の動向から、 世界の宗教はどこに向かうのかを自身の体験から語り尽くすものである。 宗教史の転換点を迎えている現在に、これからの宗教の在り方を問いなおす。
<もくじ> 第1章 世界を歩いて「宗教」をみつめる/第2章 宗教の起源と21世紀における 世界宗教/第3章 日本人と宗教/第4章 近現代の日本の新宗教と時代性、政治性/ 第5章 神〜その存在と不在を辿る/第6章 歴史の転換〜宗教のおわり
|