生きている限り、だれもが抱く、不安、孤独……。 さまざまな想いが駆けめぐる、眠れない夜のはじまり──。
だれか、わたしを見てくれている? 愛されなくなるのが、不安……。 とりのこされるのが、こわい。 人生って最初から決められているもの? 死ぬときがきたら、自分でわかるのかな……。
’97ボローニャ児童図書展フィクション青少年部門賞受賞。’96ドイツで最も美しい本賞受賞。
厚生省中央児童福祉審議会推薦文化財/日本図書館協会選定図書
寝つかれない夜。
ちょっとした不安がきっかけで、孤独、生きていることの意味、様々なことが頭の中をよぎります。
この絵本は、次から次と思い浮かぶことをスケッチしながら、朝を迎えるまでを描いています。
言葉少なく、絵も脈絡なく行き来するのですが、こんな事って誰にでもあるかと思います。
パラパラと眺めてしまうと朝を迎えるページになってしまうのですが、ゆっくり眺め返すといろいろと発見のある絵本です。 (ヒラP21さん 50代・パパ 男の子13歳)
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