図書館には、人が記録してきた膨大な時間が閉じ込められています。そこから始まる、不思議な時空の旅。目をつむるとまるで動画のように絵本の世界がよみがえります。絵画のような世界をお楽しみください。贈り物としてもステキな1冊です。銀の星がきらめく半透明のカバーつき。 【著者プロフィール】 東 逸子 東京芸術大学デザイン科を卒業後、エッチングでイラストレーターとしてのスタートを切る。以後ドローイング、造形などでも独自の世界を開拓。主な作品に「マザーグース・ファンタジー」(矢川澄子 訳/すばる書房)、「Qはせかいいいち」(舟崎克彦 文/偕成社)、「シンデレラ」(天沢退二郎 訳/ミキハウス)、「月光公園」(宙野素子 文/ミキハウス)画文集「グリム幻想」(古井由吉 文/パルコ出版)、「シェイクスピア幻想」(唐十郎 文/パルコ出版)等がある。また、「詩とメルヘン」(サンリオ)等の雑誌・出版物にも多くの作品を発表している。
昔の図書館のイメージのようですが、ある意味図書館という空間から幻想的な世界を描いているようにj思いました。
親に連れられて図書館に行った女の子。
書架の間に一人でいると、天井までそそりたつように見える書棚にぎっしりとつまった図書の壁。
沈んだ雰囲気と独特の臭いのなかで、天使に連れられて、天に舞い上がる夢を見ました。
ほとんど言葉のない絵本なので、楽しみかたは、読む人それぞれにまかされているようです。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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