すてきな“かばん”がおちていた。ぞうさんはもちあげてみました。ろばさんがひっぱってみました。やぎさんがかんでみました。動物たちがかわるがわる、あけてみようとしますが、どうにもかばんはあきません。そこへ、だれかがやってきて……。ひとつの茶色いかばんをめぐる、ちいさくてかわいいお話。 繊細で優美で真心あふれる絵がファンを魅了してやまない、こみねゆら。人形作家、人形コレクターとしての高い審美眼により描かれたぬいぐるみや人形たちが、いきいきと動き出します。新しいあかちゃん絵本ともいえる前作『ぼうし』につづく一冊は、独特のちょっぴりユーモラスな可愛らしい世界を閉じ込めた、宝物のような絵本。
『ぼうし』が素敵だったので、こちらも。
おやおや、前作の面々が、今度は鍵のかかったかばんを見つけたようで。
この重厚な造りの存在感、確かに魅力的です。
どうぶつたちが開けようといろいろやってみる様子が愉快です。
今度はネックレスをつけた女の子。
そしてついに!
この余韻の残るラストがたまりません。
小さい子向けおはなし会用にセレクト。 (レイラさん 50代・ママ 男の子30歳、男の子28歳)
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