没後10年。アンパンマンの生みの親、やなせたかしによる“幻の名作”堂々復刊!
アンパンマンの作者として多くの人に知られるやなせたかし(1919-2013)。本作では、著者不明の世界的大作が、やなせの新解釈によって、子どもたちに向けた新たなストーリーに生まれ変わりました。全ページにイラストを入れた漫画と童話の中間をいく意欲作です。今こそ伝えたい、子どもたちの心を照らし、輝きを失うことのない王道の冒険譚。時代を超えるやなせたかしのまっすぐなメッセージが心に響きます。いねむりおじさんに誘われ、主人公ハッサンがさらなる大冒険へ旅立つ、待望の第二巻!!
少年ハッサンは山で不思議なほら穴を見つけます。なんとそこは地底の国への入り口で、待ち受けるのは数々の怪事件。人の顔のついたリンゴ、半人半馬のエフリート、一つ目の怪獣ハンシン・ハンギなど見たこともない生物が次々と現れます。そして女王ヤムリカの涙を目にしたハッサンは、地底の国の危機に勇敢に立ち向かいます。
空想と、夢にあふれた12 章の冒険物語です。
80ページで終わるのはもったいない、波乱万丈の大冒険です。
話の急展開と意外性に、飲み込まれてしまいました。
このままどうなるのだろと思ったら、最後にいきなり現実に戻されました。
ずるいけれど面白いお話でした。
強いて言うならば、やなせたかしさんの絵が少ないのと、まだまだ洗練される前の作品だということでしょうか。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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