
おばあちゃんといっしょにウエディングパーティーにでかけたジュリアン。 ともだちになったのはマリソル。 ふたりのはなよめ、かわいい犬、 ケーキいっぱいの会場、花とキスとダンス。 「ねえ、ぬけだしちゃおう」と、マリソル。 ところが、たいへん! こまったことに……。 そこでジュリアンがおもいついた、 いいこととは?
人魚になりたかったぼく、ジュリアンを美しいイラストで描いた絵本『ジュリアンはマーメイド』。その続編となる本作では、おばあちゃんと一緒に女性カップルの結婚式に参加します。そこにあるのは、ジェンダー、国籍、年齢などに囚われず、さまざまな人が自然体で過ごす幸せな時間。ゆったりと流れる美しく優しい時間が、繊細なイラストで丁寧に描かれた絵本。

「ジュリアンはマーメイド」の続編です。
前作を見ていないとわかりにくい絵本かも知れません。
ジュリアンとマリソルが出かける結婚式は、女性どうしの同性婚のようです。
その結婚パーティで、ふたりは妖精になります。
妖精になって、ふたりは性を越えた姿になりました。
子どもの無邪気さに、ジェンダーを当てはめる社会概念は通用しないのかも知れません。
不思議に納得できる空気を感じました。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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