「お礼は不要! 感想も不要!」 月曜の朝の朝読みタイム、五年二組の教室に突然やってきたなぞのおばさんは、ポカンとするクラスのみんなの前で、ヘンテコな話を踊りまでつけて読んだあと、そう言って帰っていった。──なぜ五年二組にだけ来るのか? クラスのだれかの家族でもないみたいなのに? ふくらむ疑問に先生も教えてくれないので、コースケたち新聞部員でおばさんに取材すると、自分たちの知らないところで問題が発生していたことがわかってくる。そこで「読み聞かせ」と「自由読書」とどちらがいいか、クラス全員のアンケートを取ることに……。
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