フランスの大ヒットアニメーション映画、スタジオジブリ第一回洋画アニメーション提供作品の「キリクと魔女」。その色彩豊かな映画世界を絵本で再構成しました! 人類誕生のアフリカの大地だけが生み出しえたまったく新しい世界神話。なぜ?どうして?小さなキリクの大きな好奇心が世界を変える、愛と赦しとよろこびの物語。
訳が高畑勲さんということで、どの絵本を翻訳したのかとても気になり読んでみました。
読み聞かせということで、息子も一緒に読んだのですが、漢字にはふり仮名ががついていないので、低学年の子が一人で読むには難しそうです。
そのままアニメでも通用しそうな内容だと思いましたが、アニメ映画の絵本版なんですね。
赤ん坊が自分の意志で自分の力で生まれてくる場面が、まず不思議でしたが、力強さを感じました。
ある使命を持って生まれてくる特別な子どもなんだろうという気がしました。
終始昔話風な不思議なお話で、展開が読めませんでした。
それだけに先がどうなるのか引き込まれてしまいました。
最後には驚きましたが、憎しみや争いは、憎むことや戦うことでは解消されないことを思いました。
愛することがすべての原動力であることを改めて思います。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子7歳)
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