
時代や使う人によって、「ことば」は現在も変化しつづけています。そんな変化している日本語にスポットを当て、37年間辞書編集一筋に、ことばと向き合ってきた監修者がその面白さを解説するシリーズです。 小さい頃よく遊んだ「だるまさんがころんだ」にも方言があります。「ぼんさんがへをこいた」「くるまのとんてんかん」「インディアンのふんどし」など、みな10文字なのが面白いですね。小学校の2時間目と3時間目の間の休みはなんと呼んでいましたか? 「業間休み」「中休み」「20分休み」「20分放課」などの様々なバリエーションがありますが、これは学校方言と呼ばれています。1章では、このような地方によって変化する方言の楽しさを紹介します。また、2章では、社会の大きな出来事によって生まれたことばや、省略したり、組み合わせたりすることで生まれた新しいことばなどに着目します。
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