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「あいつが来る」と叫び,やがてキミョウな死に方をする,そんな不可解な事件が多発している。しかも調べていたルポライターまで…。
ショートショートの神様と言われた星新一さんの傑作が16話。
不気味なもの、ブラックユーモアまじりのもの。
様々ですが、全体を通してやっぱり共通するのは奇妙なものということです。
タイトルにもなっている「あいつが来る」。
「あいつが来る」という言葉を残して次々と死んでいった人たち。
その謎に迫る男の好奇心、緊張感が、まるで自分のことのように感じられます。
それぞれが短いお話ですが、あっという間にその世界に引き込まれます。
区切りも付けやすいので、ちょっとした時間を見つけて読むのにもピッタリ。
児童書の部類ですが、大人のほうが楽しめると思います。
ただ、冒頭に書いたようなジャンルが好きであれば、のお話ですが・・・ (こりえ♪さん 30代・ママ 女の子2歳)
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