ゆうごはんも食べて、おふろにも入って、絵本も読んでもらって、かなちゃんはベッドに入ります。でもまだまだ眠くありません……。幼い子の心の世界を、愛情あふれる文と絵で描いた美しくあたたかな絵本です。 新緑の五月に嬉しい絵本が出ます。 25年ぶりに田畑精一さんと組んだ『ブンブン ガタガタ ドンドンドン』です。 私が元気なうちに、もう1冊コンビで絵本をつくりたいねという二人の想いは熱かったのですが、 私のほうが書けないまま時は過ぎ、そのうち胸の中で何かがブンブン騒ぎ始めて「ああ、あれがあった」と昔の作品が絵本に生まれ変わったのです。 ベッドに入ってもなかなか眠れないカナちゃんと、わが家めざして急ぐお父さんとの間に交わされる“気”の絵本。田畑さんの描いて下さったカナちゃんの愛おしいこと!お楽しみに!!
『ブンブン ガタガタ ドンドンドン』によせて ――神沢利子
神沢利子さんと田畑精一さんが25年ぶりに組んで生まれてきたのは・・・こんなに愛らしいおやすみ絵本! おやすみなさいをしてベッドに入ったカナちゃん、でもまだまだ眠くありません。 「なんだか、ブンブンいうんだもの」「なんだか、ガタガタいうんだもの」 子どもにだって眠れない夜っていうのはあるんだよね。そんなカナちゃんに優しく答えてあげるのはおかあさん。 二人のやりとりが表情豊かにそれはそれは可愛らしく描かれています。 そしてその頃お父さんは?カナちゃんに会うために頑張っていたみたいですよ。 なぜって・・・。 このお父さんの登場が絵本の世界をぐっと深めてくれている気がします。家族ってこんな風につながっているのかもしれませんね。 スケッチを繰り返されたという田畑さんの描くカナちゃん、お父さん、そして登場するもうひとつの主人公。 そのこだわりを味わってくださいね。絵本の隅々まで愛情たっぷりの一冊です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
タイトルはをみると?
こんなお話しの展開になるとは・・・・
カナちゃんが 一人で寝ていると ブンブン音がして
お母さんに 話すの・・・
そして お母さんが そんな音聞こえないよと 優しくいうと
また ガタガタ音が聞こえて ねむれません
そしてこんどはドンドンドン でもね お母さんが優しく寝かせてくれた頃 お父さんが 大きなはこを持って帰ってきました
カナちゃんの ブンブン ガタガタドンドンドンという音は お父さんの カナちゃんへの気持ちが通じたんですね
カナちゃんはパパやママに愛されて幸せですね!
田畑精一さんを偲んで 読んでみました
かわいく おもしろい絵ですね (にぎりすしさん 60代・その他の方 )
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