“自由研究って何をすればいいの?” “まず何から始めたらいい?”
夏休みの宿題の定番といえば、自由研究。でもいざ研究と言われても何から始めたら良いのか分からずに毎年困っている子はいませんか?そんな子どもたちのために、自由研究の「ちゃんとしたやりかた」がしっかり身につく、お助け本ができました。
著者は児童文学評論家の赤木かん子さん。赤木さん曰く「研究するというのは自分がわからないことを、深く調べたり考えたりして、ものごとをあきらかにしていくこと!」つまり謎があって、その謎を解いていくことだそう。この謎こそが自分の調べたいテーマ。言葉が“謎”に置き換えられただけでなんだかワクワクしてきますね。テーマ(謎)の決めかたについて、本書ではまず決めかたの手がかりや、図に書いてより詳しく絞っていく方法など実践に役立つワザをご紹介。さらに、調べる時や報告書を書く時に覚えておくべきポイントまで分かりやすく教えてくれます。インターネットを使って調べる時の注意についての話は、大人も知っておくと安心ですよ。
こちらは「お父さんが教える」シリーズの第1弾。子どもたちは話し言葉で説明してあげると理解が早い!という検証のもと、論理的に考えることが得意なお父さんにまず読んで理解してもらい、その上でお子さんに分かりやすいように教えてあげてほしいという目的で作られています。この本で学べる“研究の基礎”は一度わかってしまえば、中学はもちろん、高校、大学に行ったって困らなくなるということですから、ぜひ小学生のうちに出会わせてあげたいですね。
(秋山朋恵 絵本ナビ編集部)
自由研究って何をすればいいの? どうすればいいの?……テーマの決め方、調べ方からレポートの書き方まで。“考える力”がグングン育つ! 自由研究のテーマを紹介する本はたくさんあります。でも、研究する前に知っていないと、いま何をしているのか分からない……だから次にどうしたらいいかわからない……ということがいくつもあるのです。 そうしてこの研究の基礎となる考え方は、一度わかってしまえば、中学はもちろん、高校、大学に行ったって困らなくなります。 「うちの子には“ちゃんとしたやり方”を覚えてもらいたい」と思っているお父さん、まず、この本を読んで、その“考え方”の基本をお子さんに説明してあげてください。
小学校の課題「自由研究」をする子どもと、やり方を教える大人の会話を中心に、研究の仕方、調べ方、報告書のまとめ方などの基本を教えてくれる便利な本。
文章、イラスト、見開きページに何をどう配置するかなどにより、非常にわかりやすく工夫されている。
大人でも調べ物や、図書館の利用方法、報告書などの実務などにおいて基本的なやり方がわからないまま、適当にどうにかやってしまっている人は多いのでは?
子どものころに、学校でしっかりとした調べ物の方法、自由研究のやり方などを教わった記憶がない。おそらくこんな本が出ているくらいだから、今も昭和のあのころと状況は変わっていないと思われる。
いきなり夏休みの宿題で「やれ」といわれても、基礎がないので、結局適当にそれらしいものを作ってごまかしていた。それを6年も続ければ、一通りのずるの仕方、ごまかし方、ばれないように捏造する方法などは身についた。
中年になって、ようやく良心的な本に出合えた。
現代の子どもたちの状況に合わせて、インターネットの使い方などもしっかり載っており、非常に実践的。年齢問わず、今からでも遅くないから一読することをおススメしたい。 (渡”邉恵’里’さん 40代・その他の方 )
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