大人になりたくない、おたまじゃくしのためのメルヘンです。 月刊「食生活」で1973年4月から2009年3月まで連載された「やなせメルヘン」。その連載作品のなかから 初期の名作を選び、当時の版より復刻。1話当たり原稿用紙3枚(1,200字)の創作メルヘンは、約3分で読めます。 「(前略)丁度熱湯をそそいだインスタント食品ができあがる時間になっている。 キッチンで砂時計の代用として一篇読んでください。退屈しません。」(「やなせたかし 出版によせて」より)
あっという間に読み終えてしまうショートストーリーたちですが、あっという間に読み終えてしまってはもったいないほど、それぞれの短編が味わいに溢れていました。
とても軽いお話ばかりですが、心も軽くなりました。
不思議な空間をに入り込んだ自分がいて、不思議でも何でもない気持ちになりました。
やなせさんのマジックは、人の心を再生させるようです。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
|