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現代詩人最大の注目株、蜂飼耳による新しいイソップ絵本。 ウサギとカメが競走することになりました。ウサギはぴょんぴょこ、カメはのろーりのろーり。 あっというまに差がつくと、ウサギは途中で寝てしまいます。するとカメが……。
これ、借りたいって兄ちゃんがもってきた一冊。
え、うさぎとかめってあれでしょ?
イソップの競争するヤツって乗り気じゃなかったのですが
せっかくなので借りてきました。
読み声(本を音読する宿題)の時も手を出さなかったので、
しかたなく寝る前に読もうと持って行くと
「あ!待ってたんだ!」と大喜び。読んで欲しかったようです。
お話としては、ウサギとカメが丘の上まで競争して、
途中でウサギが寝てしまって〜というおなじみのものですが、
昼寝をする理由というのが、
「ニンジン畑でたらふくニンジンを食べてしまったから」というもの。
しかも、ニンジンを枕に眠っているウサギの横を、
カメさんがいっしょうけんめい走って(?)いくシーンもありました。
これは、いいですね。
昔、読んだ記憶のあるものとしては、
「あんまり遅いから、眠くなっちゃった」みたいに
カメのことをバカにするような感じだったけれど、
こちらは単純に「食欲に負けて」寝てしまってます。
勝ったカメも、イヤミを言った記憶があるけれども
こちらはウサギに勝ってちょっと自信がついたカメや
あくしゅをする二人と「どっちもえらい」です。
変に教訓めいてないし、どんな相手にも油断するな!みたいな
そういう気配が全くないので、これはいいなぁ〜って実感。
他にも「オオカミがきた」「いなかのネズミとまちのネズミ」
「ライオンとネズミ」「きたかぜとたいよう」と出ているようです。
イソップは敬遠してたけれど、これなら読んでみたいです♪ (わにぼうさん 30代・ママ 男の子7歳、男の子3歳)
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