サケのりんたろうの一生の物語です。
たまごから孵ったサケのりんたろう。
川を下って行きたいという本能と、どうして下りたいのかわからなくてヤマメのおじさんに話を聞きます。
そこで、大人になるための苦しみ、危険について教えてもらいます。
生きていくためには危険や苦しみがいっぱい。
そしてそれほどまでにして、どうして生きていくんだろうと問いかけます。
ヤマメのおじさんが言った言葉「生きることのよろこびを知るためさ」がとても感動的。
サケの一生の物語です。
サケは本能に生き、苦難を乗り越えて海にくだり、海で育って故郷に戻ります。
サケの一生は危険の中の生き残り。
でも、ふるさとに戻って次の世代に夢をたくして、たまごを産んで受精させると死んでいく。
サケの勉強にもなり、生きることについて子どもたちへの強いメッセージでもあり、とても良い本だと思います。 (ヒラP21さん 50代・パパ 男の子13歳)
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