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おじいさんが畑でまめまきをしていると、わるいたぬきがじゃまをします。そこで、たぬきを捕まえて家にかついで帰りましたが…。動物と人間の生き生きとした掛け合いの昔話。
3歳11ヶ月の息子に図書館で借りました。
子どもに媚びず、徹底的に、残酷に描かれています。
いろいろな描写に親は眉をひそめたくなってしまう部分もありますが、
それはそれで生き生きとした感じが伝わってきます。
子どもたちが、何かを容赦なく表現するときと似ています。
そして、あべさんの絵の描写が、
物語をリアルな感じというよりは、
楽しいフィクションという感じにもっていってくれるので、
少々親は救われます。
…これを読んでいると、人間もたぬきもどっこいどっこいだなあと思ってしまいました。
媚びている昔話よりは、個人的にはこちらを選ぶけれど。
息子も結構集中して聞いていました。 (トゥリーハウスさん 40代・ママ 男の子3歳)
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