土曜日のひるさがり、かばのポポがたいこをたたいて遊んでいます。 「タンタン トトトン タタタタ トン」 散歩中の小鳥も「いいリズムだね」と音にあわせていっしょに踊っています。 ところが、「ダンダン ドドドド ドダン ド びりっ」 力が入りすぎて、たいこがこわれてしまいました。 修理してもらおうと、町の楽器屋さんに行ってみると「ほんじつおやすみ」の札がかかっていて、ポポはがっかり。
家に帰る道のとちゅう、きれいな石ころをひろったポポ。 持ちきれない石を、こわれたたいこに入れて歩きはじめると・・・素敵な音が聞こえてくるではありませんか。 「ポロン ポロロン ポロポロン」
こわれたたいこが、あたらしい楽器「いしころだいこ」になっちゃった! ふしぎな音に誘われ、友だちも集まってきました。 さあ、みんなで楽器づくりに挑戦。 貝殻をひもでむすんでシャラシャラーと鳴らしたり、種をビンに入れシャカシャカふったり。 月がのぼったら、思い思いの楽器をもちよって、演奏会のはじまりです!
『ポポくんのミックスジュース』につづくポポくんシリーズ、第2弾。 色々な手づくり楽器と、音。・・・声にだして音を鳴らすとわくわくドキドキ。 子どもたちが真似したくなるアイディアがいっぱいですよ。 ポポくんシリーズはまだまだつづきます。続編もお楽しみに!
(大和田佳世 絵本ナビライター)
大人気『ポポくんのミックスジュース』に続く、「ポポくん」シリーズ第2弾! ポポくんたちが手作りの楽器でステキな音を奏でます♪
ある日、ポポのたいこが破れてしまいました。修理やさんに持っていきますが、きょうはお休みです。あきらめて歩いていると、きれいな石ころを見つけました。ポポが石を持って帰ろうと、破れたたいこに石をいれると…ポロン ポロロン ポロポロン♪ たいこの中から音がきこえてきたのです。それから、ポポは、友達と楽器を作ってみることにしました。ぶたは、貝殻をひもで結んでシャラ シャララー シャラ シャラー♪ うれしくなったみんなは、街で演奏会をひらくことにしました。ゆかいな音に街の人たちは楽しそうにおどりはじめます。ところが、しばらくすると雨が降り始め……タラン タタタ ポトン ポタポタ♪ 不思議なことがおこったのです!
楽しい音やリズムがいっぱい! 声に出して繰り返し読みたくなる絵本。
音を楽しむのが、本当の音楽でしょうか。
壊れたタイコが生んだ偶然の楽器に刺激されて、いろんな手づくり楽器が集まりました。
それで始まった演奏会、とても楽しそうで、読んでいても楽しくなってきました。
お話と絵も、ピッタリだと思いました。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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