あれあれ、白くてまあるいたまごが3つ。
「たまごのなかで かくれんぼしてる あかちゃんは だあれ? でておいでよ。」
ページをめくると……ぴっぴっぴ。 でてきた、でてきた! 小さな可愛いにわとりのあかちゃん。
「こんにちは」
今度は、小さ目のたまごが4つ。だあれかな? よちよちよち、かめのあかちゃん、こんにちは。
たくさんのたまごからは、にょろにょろへびだ。ペンギンのあかちゃんも。最後、大きな大きなたまごから出てきたのは……なんとびっくり!?
次々に登場する赤ちゃんたち。みんなはたまごの中で「かくれんぼ」していたんだね。元気な鳴き声をあげて、読んでいるみんなに「こんにちは」。なんだか嬉しくなっちゃうね。
優しい問いかけと、声に出して楽しいあいさつのくりかえし。赤ちゃんが喜ぶ言葉を神沢利子さんが、見ているだけでワクワクする愛嬌たっぷりの絵を柳生弦一郎さんが。この最強タッグに赤ちゃんから小さな子どもたちまでノックダウン。たまごを見れば不思議そうな顔をして、動物たちが登場すれば手足をバタバタさせて喜んじゃう! 「いのちの誕生」には、 理屈を超えた幸せパワーがあるのかもしれませんよね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
「たまごのなかでかくれんぼしている あかちゃんはだあれ? でておいでよ」と呼びかけると、卵の中から次々と赤ちゃんが出てきます。リズミカルな文と、ユーモラスな絵が楽しめます。
たまごってそれだけで夢があります。中に何かが入ってる、何の赤ちゃんだろう。どんな動物?大きいのかな、小さいのかな?色は何色かな?
きっと小さい子にとってはいないないばあと似た感覚なのでしょうね。
何が飛び出してくるか分からないドキドキ、ワクワク感。
気に入って何度も読みました! (かいママさん 30代・ママ 女の子3歳)
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