|
学校帰りに、門に「か」と書いた丸いシールが貼られているのを見つけたぼく。「か」ってなんだ?門のすきまからのぞいてみると……かっぱがいたんだ!かっぱは、この家にすむおじいさんの家族になりたいと言うけれど……。あっと驚く結末が楽しい絵本です。
2002年、第18回「ニッサン童話と絵本のグランプリ」童話大賞受賞作品です。
初々しくって、斬新で、それでいて、今どきらしいほのぼのした感じがジ〜ンとあふれでている絵本でした。
「か ってなんだ?」この表紙絵に引き付けられて、図書館で借りてきました。(ホントは「か」に○がついているんです。ここではそういう風に表示できないけれど。この「○か」が、ポイントなんですよ。絵本では。)
ある日、「ぼく」がわざと遠回りをして帰ると、目に入ってきた「○か」のマーク。まるで「犬を飼っています」みたいに、大きな家の門に貼ってあった。
覗いてみると、中にいたのは「カッパ」!
しかも、そのカッパはお相撲好きで、目が合った人とお相撲をとらずにいられない性格の持ち主だった。
飼い主であるおじいさんとカッパの出会い話し、そして心の交流が美しかったです。
文章のテンポもよく、読み聞かせをしていて、読むのがとっても楽しかったです。
イラストも絵本の内容にとってもあっていてよかったです。特にカッパの瞳がうるうるしていて、可愛かったです。
(てんぐざるさん 30代・ママ 8歳、3歳)
|