毒入りリンゴを食べてしまった若者の頭がリンゴになり、それを食べた人たちも次々とリンゴ頭になってしまいました。 王さまや大臣、センモンカたちは毎日タイサクカイギを開くものの、リンゴになる人は増えるばかり。ヒョウロンカはバッポンテキタイサクが必要と声高に叫ぶのですが…。ふしぎな感染症のお話と、いつかどこかで見たことがあるようなカイギの風景。 子どもも大人も医療従事者も楽しめる岩田健太郎先生の絵本です。
出版社の「中外医学社」って、あのよくCMで耳にする「中外製薬」の会社でしょうか?
この絵本の作者は感染症専門のお医者さんだそうです。
ウチの上の子が少し前にハマった『病気の魔女と薬の魔女 ローズと魔法の薬』を書かれた作家さんも、感染症の研究をされている医学者さんだったと思います。
理系と文系の不思議なコラボですね。
この絵本の場合、食べると体の一部がリンゴになってしまう不思議な「リンゴ」が、感染症のもと。というイメージなんでしょうか。
私はどちらかというと、感染症がどんな風に人に感染していくかより、社会を支えている政治家たちの愚かな議論と、後手後手に回る対策の方が、読んでいてリアルに面白かったです。
今の政治家さんたちにぜひ読んでもらいたい1冊ですね!! (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子15歳、女の子11歳)
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