こんもりくんの大きな大きな髪の毛の中にはいったい何がつまっているのか・・・? 山西ゲンイチさんが描く子ども達の、明るい表情が大好きなのですが、 こんもりくんときたら、顔も佇まいもまた飛び抜けて明るい! 生まれてから一度も切らないうちに、とんでもない髪型になっていったこんもりくん。本人はいたってお気に入り。 ところがある日、ふとしたきっかけで自分の髪の毛の中の世界に迷い込んでしまうのです・・・。 ここから先は奇想天外、とても予測のできる展開ではありません(笑)。 自分の髪の毛を切ると言われると、抵抗をしてしまう気持ち。ちょっと懐かしいような・・・わからないでもないような。 読み終わった後に、こんもりくんのほんのりとした成長を感じて、清々しい気持ちになってしまうのもまた面白いのです。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
髪の毛を切るのがいやなこんもりくん。そのもじゃもじゃあたまのなかにはめくるめく楽しい世界がかくれていました!
表紙絵が全てを語っているかと思いきや、子供が喜ぶ展開が待っていました。「嘘だろ!」と言いながら7歳の息子はニヤニヤ、ゲラゲラと笑って読んでいました。一人でも読めるようになって嬉しいのか「ママ、お勧めお勧め」と持ってきました。2年生になって初めての読み聞かせにはこの絵本にしようかしら。挿絵も登場人物の2等身がマンガに近い印象で子供には馴染みやすいかもしれません。 (1姫2太郎ママさん 40代・ママ 女の子17歳、男の子15歳、男の子 7歳)
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