犬のジェイクはダニーの親友です。いつでも一緒。ダニーとなら木登りだってできます。
ある日退屈していたダニーは、ジェイクとファッションショーをして遊びます。すっかり散らかった部屋へお母さんがやってきました。そこでダニーは、「ぼくじゃないよ。ジェイクだよ。」と言います。その後もいろいろとジェイクのせいにするダニー。さすがにお母さんも、ジェイクが自分で服が着られるの?いいかげんにしなさい、と叱ります。ジェイクにもちゃんと謝りなさいと。
口のきけない犬のせいにする悪い子のお話ともとれますが、私はこのふたりの間にある、特別な信頼と友情がいいなと思いました。ジェイクなら味方になってくれる、そういう思いがダニーにはあったと思います。あとでちゃっかりダニーのトーストを食べているジェイクも、さっき貸した分さ、と思っているような気がします。人間の友達とも兄弟とも違う犬との生活を、憧れるような気持ちで読みました。 (はんねすさん 30代・ママ 男の子4歳)
|