しんやは幼稚園のいちょうの木が大好きです。ところが、その木が切られてしまうというのです。
幼稚園の庭には、大きないちょうの木がありました。しんやたち年長のひまわり組の子供達は、この大いちょうの木が大好きでした。
ところが、子供達の大切ないちょうの木も、近隣に住む人々には、枯れ葉などで迷惑をかけていたのです。
そこで、園側は役所の要請で、大いちょうの木を切らなくてはならなくなりました。
子供達は円陣を組んでいちょうの木を守ろうとしましたが、結局いちょうの木は切られてしまいます。
そのことで落ち込んでいたしんやは、おばあちゃんから「いのちは親から子へ繋がっていくもんだ」と、聞いて気持ちを切り替えます。
とても切ないお話でした。
大人の世界、子供達の純粋な気持ち、とても上手に描けている作品だと思います。
(てんぐざるさん 30代・ママ 女の子9歳、女の子4歳)
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