|
夏菜は一見普通の中3女子。だが、誰にもいわない特殊能力がある。 それは幽霊と交信できること。そのせいで今日も厄介事に巻きこまれる…。
「なんかあまり怖くないけど、“怖いぞ〜”ってとこが、かえって、あとに残って、怖かった」というのが、この絵本を読み終わった時のうちのこの感想でした。
でも、全体的に主人このかなが魅力的な女の子で、ストーリーも面白かったので、気に入ったと『学校に出す夏休みの感想文』の1冊に選びました。
主人公の夏菜私立中学の3年生。2年生の時は男の子たちに人気があって、苗字に引っ掛けて「ミス・カナ」と呼ばれていたという。
その夏菜に「ガールフレンドになってほしい」と、声をかけた男の子「俊ちゃん」との出会いから、物語が始まります。
タイトルに『ゴーストログ』とあるように、主人公の夏菜は霊感体質で、この間でも人間ではないものに見込まれて事件に巻き込まれてしまいます。
その事件を解決する折、「俊ちゃん」が見せた男気が、私は気に入ったのですが、うちの子は「そういう俊ちゃん」がいまいち好きではないそうです。小6では、まだまだ“いい男の見分け方”は難しいかな〜。
それにしても、斉藤洋さんは幼児用の絵本から、低年齢向けの児童書といい、歴史もののカッコいい話や、この作品のような今どきの「ライトノベル」というわれるようなジャンル話まで、
それは見事に描けるすごい作家さんだな〜と、改めてファンになってしまいました!
小学校高学年くらいから中高生の女の子たちにお勧めします。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子16歳、女の子11歳)
|