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いつのまにかすっかりくたびれたワニくんの家。 雨もりもものすごい! そこで新しい家をさがしに出かけたワニくんですが、小さすぎたりお化けが出たり、へんてこな家ばかりで……。 理想の家は見つかるでしょうか。 ユーモアとあたたかさにあふれたワニくんの絵本。 『ワニくんのふしぎなよる』に登場した宇宙人も出てきます!
初めて読んだのですが、「ワニくん」シリーズは、10冊を超える人気シリーズとなっているようです。
作者の宮崎博和さんは、1984年に第1回ニッサン童話と絵本グランプリ絵本大賞受賞を契機に絵本作家となったとのこと。
物語は、
「いつのまにか すっかり くたびれた ぼくの いえ」
という書き出しで始まります。
それから、ワニくんの家探しが始まるのですが、いわく付きの物件ばかり。
迷路の家とか、山の頂上の家、崖下の家など、その発想が最高です。
最後に見つけた家が、何処となく懐かしいというのが、とてもホッとする展開で、なかなか良く出来た
物語だと思います。
絵自体、淡いパステルカラーが基調なのですが、他に類を見ないもの。
白の背景と良く調和していて、親しみ易い絵調だと思います。
シリーズの他の作品も読んでみたくなりました。 (ジュンイチさん 40代・パパ 男の子12歳、男の子6歳)
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