2009年絵本屋さん大賞1位、ベストセラー絵本「つみきのいえ」につづく加藤久仁生(かとうくにお)の新作絵本がついに、発売されました。
「つみきのいえ」を出て、旅を続けた著者が、道々で見つけた物語の種子を、古いノートに書きとめました。なつかしさ、せつなさ、おかしさ。毎日、1話ずつ読んで欲しい、珠玉の短編集絵本です。 本屋さんでお探しになる方は、白い半透明のトレペのカバーに、エンピツ書きの少年を目印に。
「月刊MOE」連載分に加筆、描きおろしを加えました。 白泉社公式サイトはこちら、試し読みもあります。 https://www.hakusensha.co.jp/atogaki/
エッセイのような、詩集のような。大人が癒される、静かで美しくやさしい絵本でした。様々なちいさな思い出が集まって、懐かしくて不思議な世界へ誘ってくれます。例えば「コーヒー・タイム」というページには、かつて背伸びをして飲んだブラックコーヒーの思い出などが綴られていました。
同じ作者の『つみきのいえ』は子どもも大人も楽しめましたが、こちらはやっぱり大人が楽しむ本かなと思います。 (クッチーナママさん 30代・ママ 女の子7歳、女の子4歳、男の子2歳)
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