機巧館(からくりやかた)でひらかれたパーティーのとちゅうで、老推理作家が消えた。そして、作家が消えるまえにつぶやいた呪文のようなかぞえ唄どおりにつぎつぎと事件がおこり、亜衣の身にも危険がせまる……。読者をあっといわせる結末が待つ「夢の中の失楽」をはじめ、こわい(?)話から赤ちゃん騒動まで、ボリューム満点の名探偵夢水清志郎(ゆめみずきよしろう)事件ノート第6作。
密室からの人間消失――。不思議なかぞえ唄のとおりにおこる出来事――。まるで深い霧の中を歩いているような、夢の中で話しているような、とらえどころのない感じがする今回の事件だけど、いつも夢の中にいる夢水探偵には、お似合いの事件!?
悪くはないけど、どこまでが物語でどこまでが本物か、分かりにくく、ちょっと今回のは読みにくかったです。
番外編的な感じでラストに出ていた赤ちゃん、創人くんの部分では珍しく夢水探偵が怖い顔をします。でもその理由は本当に納得いくものです。子供を捨てたり、誘拐のふりしたり、、、。子捨ては許せません。
ラストは良かったです。 (えみりん12さん 30代・ママ 女の子3歳)
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