解説をあさのあつこさんが描かれていて、この本を絶賛しています。
ちょっと変わったファーガルの趣味は「ラベルのない缶詰集め」!
ワゴンセール品の中から、ラベルの貼ってない(中身の分からない)缶詰を見つけてきてコレクションする。
そんな趣味が高じて始まった不思議な冒険を描いた物語です。
冒険自体はちょっとハードでドキドキする展開を迎えるのですが、
この「ラベルのない缶詰集め」を趣味にしているもう一人の女の子シャーロットに出会い、気の合う友だちになれます。
趣味を通して友だちができるって、素敵なことだなと、読みながら改めて思ってしまいました。
表紙の絵は片山若子さんという方が書いていて、割と今風の、思春期の子たちが目にとめるような画風かな〜と、思いました。
アレックス・シアラーの文章は、とても読みやすく、快活で先が気になるテンポのいいストーリー展開なので、どちらかというと、本が苦手なお子さんでも割と読みやすいと思います。
内容的に、この本は小学校高学年から中学・高校生くらいのお子さんたちにお薦めします。
たかが缶詰だけど…、缶詰の奥の深さを感じる作品でした。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子16歳、女の子11歳)
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