別離とは無になることではなく、心の中で結ばれるもう一つの人生の始まり。かけがえのない「誰か」を喪った人達に捧げる大人の絵本。
かけがえのない「誰か」を喪った、 すべての人に捧げる、永遠の愛のかたち。
耳をそば立てれば あなたはきっと 語りかけてきてくれる
耳を澄まして読む詩の絵本
なんとも哀しい絵本です。
少女の中の喪失感は何でしょう。
死別?失恋?それとも…。
私がいる限りあなたと共にいるという意思は、寂しさでもありながら、心の支えなのでしょう。
大切な人を失ってから、やり残したことへの悔いが浮かび上がってくるものでしょう。
でも、共にした時間は心の中にあります。
女の子を主役としたセンチメンタリズムですが、共感できることの多い作品です。
モノクロームで描かれた幻想画で、喪に服しているような感覚になりました。
新しい年を迎えたときに、とても神聖に受けとめました。
これから色づく刻があっても、心にいる大切な人はそこに居続けます。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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