わらべうたで遊ぶ講座や本を出されている小林衛己子さんの案で、1つの歌で1つの絵本を創ろうという事で出来た絵本「まてまてまて」。 わらべうたが赤ちゃんは大好き、と聞いてじゃあ私も・・・と思っても歌詞を覚えていなかったり、遊び方がわからなかったりで何となく躊躇しちゃったりして。 でもこの絵本の様に床を叩きながら「まてまてまて」と言ってはいはいする子を追いかける、という簡単な遊びも「わらべうた」なのだそう。あれ、意外と簡単かも。 そしてこのやりとりだけでも興奮して大喜びする赤ちゃん。追いかけられるのがうれしいのですね。 この「まてまてまて」を絵本にしてしまった真島さんもすごい。最初は赤ちゃんがはいはいして逃げて、その後をうさぎのぬいぐるみ、あひるのぬいぐるみなどが追うようにして逃げていきます。 段々増えていく動物のぬいぐるみ達とうれしそうにはいはいする赤ちゃんの姿のページを開いてあまりにも愛らしくほのぼのした様子に私はイチコロでした。そして最後はみんなまとめてママの腕の中に「つかまえた」。ちなみにぬいぐるみ達は実際に真島さんの持っていらっしゃる子達がモデルになったそうですよ。 遊びとして使ってもいい、絵本としてじっくり眺めるのも良しの可愛い絵本です。もう一冊「ととけっこう よがあけた」も出ています。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
「まてまてまて」は、ハイハイしている子を励ますように、後ろから「まてまてまて」と声をかけてあげる素朴なわらべうた遊びです。ハイハイの子はもちろん、とっとこ走れる子だって、お母さんや保育者に追いかけてもらうのは大好き。追いかけて来てくれる…そう信じて逃げていく子どもたちの笑顔は、なんて幸せそうなのでしょう!そこには、自由に動けるようになったことの、喜びと誇りがあふれています。
今4才になりますが今でもこの本を持ってきて読んでます。
なんでもない内容だけどほんの中の赤ちゃんと自分が重なるようで好きなようです。気持ちが暖かくなります。 (たらのほっぺさん 30代・ママ 4)
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