ぼくはグーがだいすき。でもね、グーがうちへやってきたころ、ぼくはグーのこと、ほんとはこわかったんだ。でも、グーもぼくのこと、こわがっていたね。だから、おあいこだね。グーもぼくもドキドキしながら、ちょっとずつ…ちょっとずつ…。ふたりはなかよしになっていったんだ。
おおきくなっても、グーはずーっとぼくのだいすきなグーのまんま。グーのおもうこと、ぼくはみーんなわかるよ。ぼくのおもうこと、グーはぜーんぶわかってる。ぼくたちはいつもいつもいっしょ。
あるひ、グーがへんなあるきかたをしていていたので、びょういんにつれていった。「グーちゃんはびょうきになってしまったんだよ」。どうしよう…。
「がんばれ! がんばれ!」。フゥーフゥーくるしそうにしているグーに、ぼくはなんどもいった。けれど…。
ロングセラー『ダメ犬グー』の作家・ごとうやすゆき氏と人気絵本作家・いもとようこ氏がつくりあげた感動の物語です。
『ぼうのせかいいちたいせつなともだち。
なまえはグー。
さみしがりやですごくあまえんぼうなんだ。
それではみんなにしょうかいします。
グー、おいで!』
こんなフレーズから始まる絵本。
ぼくとグーの出会いは、とても怖いという気持ちだった。
動物と初めて触れ合うのって少し勇気がいりますよね。
でも少しずつ仲良くなって、いつしか大親友のような存在に・・・
グーの仕草もとてもかわいらしく、一緒にいるとたくさん良い所が見つかるんですね。
でもグーは次第に元気がなくなっていき、ぼくがほんのちょっと離れてる間にグーは・・・
結末はとても悲しい物語ですが、その中で心の中ではいつもグーと一緒という言葉にとても感動しました。
命の大切さということが物語を通して分かる絵本だなと思いました。 (チルチル☆さん 20代・ママ 女の子6歳、女の子4歳)
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