本物?!と一瞬目を疑ってしまう、怪獣みたいな迫力の昆虫たち。
「超深度接写」という言葉をご存知ですか? 写真家 栗林慧さんが開発した超深度接写の技術は、接写なのに背景がぼけない、 つまり1枚の写真の中に、昆虫も、昆虫が見ているだろう風景も、同じ鮮明さで写しとっているのです。 まるで自分がアリになって地上を見ているような感覚を味わえる、驚異の世界。 そんな栗林慧さんの写真集が、デジタルで登場です!
拡大して、見たいところをじっくり見れたり、BGMを選択してスライドショーを楽しめるのもデジタルならでは。 画面をタップすると被写体のデータ(科目・サイズや出現時期、食べるものなど)と解説がウィンドウが表示されます。 この栗原慧さんの解説が、とても面白い! それぞれの写真について、撮影時のエピソードや工夫した点など興味深い話が満載で、写真が倍楽しめます。
光速ストロボ撮影の、カエルの顔に雨粒があたった瞬間や、ヘッピリムシのガス噴射の瞬間、 超深度接写撮影の、トンボの羽から透ける日本の夏の風景・・・
昆虫大好きな子どもも大人も。 独自の技術で小さな世界を大胆に写しとる栗林慧さんの世界をipadでぜひ体験してみてください!
(絵本ナビ編集部)
生物生態写真の世界的権威、栗林慧の集大成的デジタル写真集がついに登場!
40年間にわたり撮り続けてきた珠玉の生態写真から代表作約200点をピックアップ。 全ての写真に栗林慧の解説文章があり、読み応えもたっぷり。
【内容】 第1章 視点 -超深度接写カメラが見た世界- 第2章 瞬間 -高速ストロボが切り取った時間- 第3章 飛翔 -レンズがとらえた躍動美- 第4章 生態 -ミクロの世界に忍び込んだレンズ-
【機能】 ・収録写真は全てピンチで拡大可能。細部を詳細に見ることができます。 ・スライドサムネールにより、すぐに目的の写真にアクセス可能。 ・3種類のネイチャーサウンドをバックにスライドショー再生。 ・iTunesライブラリの好みの曲をBGMにスライドショー再生も可能。 ・収録生物が一覧できる索引も完備。
栗林慧(くりばやしさとし) 1939年中国大陸で生まれる。自衛隊員、保険会社社員の傍ら専門学校にて写真技術を学ぶ。1969年よりフリーの写真家となる。1977年に長崎県北松浦郡田平町(現・平戸市)に移り住み、昆虫を中心とした生態写真の撮影を精力的に行う。独自の工夫による昆虫スナップカメラを開発し、アリ等の小型昆虫の接写技術を確立。その後もセンサーを利用した撮影システムや、5万分の1秒の高速ストロボ、超被写界深度接写カメラなどを次々に開発、唯一無二の生態写真を40年以上にわたり撮影し続けてきた。1978年日本写真協会新人賞、1979年伊奈信男賞を受賞。2006年には科学写真のノーベル賞とも言われるレナート・ニルソン賞、2008年には紫綬褒章も受賞。
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