<自然への想いがふくらむ夏の森のファンタジー> 夏休みに、いなかのおばあちゃんちの裏山で、ぼくが蝶と思って捕まえたのは、 妖精の女の子チュチュ。チュチュはどこかへ急いでいたけれど、羽が破れてうま く飛べない。そして、ぼくの網のふり方が乱暴だって怒ったり、もう間に合わな いって泣きだしたり…。仕方ないので、ぼくはチュチュを肩に乗せて送っていく ことにした。 ――たどりついたところは、大きな樫の木が立っている森の広場。そこには妖精 がいっぱいで…
このお話には、子どもたちに夢の世界を広げてほしいという願いとともに、自然 にももっと親しんでほしいという作者の思いが込められています。
虫取りをしている男の子に虫と間違えられて捕まえられてしまった妖精のチュチュ。
この男の子も悪気があったわけではなく、チュチュの言うことを聞いて妖精たちの元へチュチュを送り届けてくれます。妖精のチュチュはけっこう言いたいことをばんばん言うきっぱりとした妖精だなーと思いました。まあたしかに男の子のせいで羽がぼろぼろになったというのもありますがもともとこういう性格の子なのかなー。 (みちんさんさん 30代・ママ 女の子4歳、女の子2歳)
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