昔々、シルクロードの村で人々は木陰に集まり楽しく仲良く暮らしていた。でも、けちなバイは木の陰をタダで使わせてくれない。すると…。ウイグル民話をもとに木の陰を売るバイと、知恵に溢れるアリを描いた絵本。
冒頭部分が長すぎる気がしますが全体の流れは良いですね。大きな木があり、木陰ではみんなが涼んだり、活発にいろんなことをします。でも木の持ち主のけちんぼうが、お金を取ろうとします。するとみんながお金を払えず、家にこもって町の活気がなくなります。ある召使が、主人である持ち主から木陰を買い、みんなに無料で開放します。そこまでは良い。でも、木陰に主の家が入ったからとその家も使います、、、。ちょっとやりすぎのような気がしますね。そこで、主人は木を切る、、、なんてことをせず、素直に「自分が悪かった」と誤り、お金を返します。
全体の流れはなかなか良く、吝嗇にならずに済むヒントがありそうです。
欠点は冒頭の導入部分が長すぎること。ちょっと無駄な気がします。あと文章はすごく長いので、読み聞かせは大変です。 (えみりん12さん 30代・ママ 女の子4歳、)
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